久しぶりの里帰り 2015.5.4～2015.5.6

数年ぶりに自分の実家に行ってきた。
高速を使えば2時間ほどの距離だけど、
なかなか帰ってくる機会がなかった。

今回は徹夜明けからそのまま行ったため
カメラを忘れる大失態。
厳密にはカメラは持ってたけど、
バッテリーが家で充電したままだった・・・。

なので写真は全くなし。
冒頭の写真も前回行ったときの物。


自分が生まれた街は海も山も川もあり
平地部分の多くは工場地帯で、
その残りが住宅地となっている。
北海道では札幌の次に人口密度が高いようで、
住宅地は驚くほど密集している。

自分は既に家を出てから20年以上が経ち、
もう親と一緒に暮らさなくなった時間の方が長くなってしまった。
現在の実家は自分が家を出てから建てられた物なので、
よその家にお邪魔する感が強い。

さすがに20年も経つと
街は覚えている景色と随分変わり、
もう僅かな痕跡が残っていれば上出来な感じだ。

昔を思い出しながら街を歩くと
失われた景色を少しずつ思い出せる気がする。









幼稚園の頃暮らしていたアパートは
既に更地となり新しい大きな建物を建てている最中だった。

小学校まで通った道にはお友達の家やお店があったが、
いつの間にか新しい家が建っていたり、
反対に更地になっていたりしている。
随分遠く感じた学校までの距離は
今歩いてみるとたいした距離でなく、
広く感じた街もせいぜい半径1キロ圏内だった。

何のことはない、海の広さを知らない蛙だっただけのこと。
でもその頃の自分のすべては確かにあの街にあった。


あと何回親や祖母に何回会えて、
何度あの街に帰ることができるか分からないけど、
また、あの頃の自分に会いに行きたい。


その日を楽しみにまた今日から日常に戻ろう。